石川誠二の診断士日記

中小企業診断士の雑記帳です

ものづくりIoTと4M管理

 IoT(Internet of things)という単語がすっかり定着してきたようです。いろいろな場面にIoTを活用が始まっており、ものづくり現場も例外ではありません。

 そこで、ものづくり現場にIoTを活用するときは、どんなことに気を付ければよいのか、ということを少し纏めた行きたいと思います。

 タイトルにある4M管理とは、ものづくりの場では以前から繰り返し重要性が強調されてきた人(Man)、機械(Machine)、材料(Material)、方法(Method)の管理のことで、これら4Mはものづくりの重要な要素です。

 ものづくりに従事してきた方々にはなじみ深い4M管理の観点からものづくりのIoTを論じていきたいと思います。

 ところで、最近、モノづくり、とカタカナの「モノ」を使うことも多いようです。この場合は、作り出したもの」に関わるサービスや、お客様がその「ものを使うときに得られる経験、楽しみ等も含めた広い概念だと思います。そうした「モノ」づくりが付加価値を生み出すとして、これからの日本では重要な取組になるという論調もおおく、それはその通りだと思います。

 そういうなかであえて「ものづくり」としたのは、理由が2つあります。ひとつは、「モノづくり」が大切なのはよくわかっているけど、現に今たずさわっているのは「ものづくり」だし、現に日々の仕事は問題山積で新しいIoTとやらで何か解決できないかと考えておられる方々に少しでも参考になれば、という考えていること。もう一つは、「モノづくり」まで話題を広げてしまうとあまりにも論じることが多すぎ、とても私の力では纏められそうにない、と考えているからです。

 これから、かなりの回数になると思いますが、少しづつ書いていこうと思います。