石川誠二の診断士日記

中小企業診断士の雑記帳です

IoT

ものづくりIoTと4M管理(13) サイバーフィジカルシステムと4M管理

今回はIoTシステムを導入する際、それに関わる生産の4Mに関わるデータの登録のワークフローに関して、その重要性を説明したいと思います。 IoTに関する展示会に行ったり、Webサイトを見に行くとサイバーフィジカルシステムという言葉によく出会います。これ…

ものづくりIoTと4M管理(12) 中小企業のIoT導入手順

随分と更新に間隔があいてしまいました。反省。 さて、今回は中小企業がIoTを導入する際の手順というか指針となるものを説明したいと思います。良くありがちなのが、マスコミとか展示会で最近なにやらIoTがブームになっているから、うちもやってみよう、とい…

ものづくりIoTと4M管理(10) マスターデータ管理の重要性

今回はものづくりにIoTを導入する際に4Mに関わるマスターデータの管理が重要な理由を説明していきたいと思います。 ひとつ簡単な事例で説明してみましょう。 部品箱にあるネジをカウントするセンサーをもうけ、残りが一定数以下になったら部品倉庫に必…

ものづくりIoTと4M管理(9)マスターデータの データベース化のメリット

前回、マスターデータとモニターデータの中身について説明しました。今回は若干の繰り返しになりますが、マスターデータをデータベース化するメリットに関して説明したいと思います。 マスターデータは、作業者の名簿やら設備の仕様、購入時の記録など、もと…

ものづくりIoTと4M管理(8) 4Mのマスターデータとモニターデータ

ここでは、マスターデータとモニターデータの関係を少し纏めて述べたいと思います。 図の緑の部分は自社を示していて、青い部分はお客様です。緑の部分のセンサというのは製造現場に置かれた各種センサーだと思ってください。 このセンサーで、製造現場で起…

ものづくりIoTと4M管理(7) 4Mのマスターデータとモニターデータ

今回は、実績に関するデータ、いわばモニタして得られるデータに関して説明します。モニタというとカメラによって撮影した動画とかセンサーによって得られた温度とか振動などのデータを連想しがちですが、ここではもう少し広い意味で使います。 例えば作業者…

ものづくりIoTと4M管理(6) 4Mのマスターデータとモニターデータ

さて、4Mでは具体的にどんなデータを管理するのか詳しく見ていきたいと思います。ここまで4Mは「決まり事」と「実績」からなる、と書いてきました。そして計算機の中でそれらを処理して役に立たせる際、すこし工夫しておくと便利になります。 たとえば昨日…

ものづくりIoTと4M管理(5)

今回は4M管理の変更点の管理について考えてみたいと思います。 ここで改めて明示的に書きますが、管理するものは2つに大別されます。一つは「決めごと」で、もう一つは実際に「決めごと」に従って作ったかどうか記録した「実績」です。変更点の管理の仕方…

ものづくりIoTと4M管理(4)

4M管理について説明をしていきたいと思います。 4MとはMan(人)、Materials(材料)、Machine(機械)、Method(方法)だと既に書いてきましたが、それを管理することの意味から纏めていきたいと思います。 特に中小のものづくり企業では、経営者の方とか…

ものづくりIoTと4M管理(3)

前回は「ものづくり」についてこのブログなりの定義をしてみましたが、今回は「IoT」について、私なりに定義してみます。 IoTはモノのインターネット化とか言われていますが、それで意味が分かる人はまずいないでしょう。しばしば使われているので何と…

ものづくりIoTと4M管理(2)

ものづくりIoTと4M管理の話を進めるにあたって、まず「ものづくり」って何なのか、少し考えてみたいと思います。そもそも「ものづくり」の定義が学問的にしっかりされているのか、また定義に関して議論がなされてきたのか浅学な私は存じません。また、こ…

ものづくりIoTと4M管理

IoT(Internet of things)という単語がすっかり定着してきたようです。いろいろな場面にIoTを活用が始まっており、ものづくり現場も例外ではありません。 そこで、ものづくり現場にIoTを活用するときは、どんなことに気を付ければ…