読書日記 マッキンゼー流入社1年目問題解決の教科書
著者は大嶋祥誉さんです。
数年前に話題になった本だと思いますが、近くの図書館で手にして興味を持ち読みました。
問題解決の手法を実務的に勉強できる本ではありませんが、クライアントに付加価値の高い解決策を提供しようとする意識とそれを泥臭く実行する態度はさすがだなと素直に感心しました。
カフェで店員の格好をしてお客様の生の声を聞くとかやられたそうですが、なかなかできません。官庁の出す白書の情報も担当官にインタビューしてから使えと教えられたとのこと。
新入社員の頃、伝聞の情報や孫引きの断片化された情報で判断するなとは、多くの人が教えられたと思いますが、ここまで原典主義を徹底することは中々できないのでは。
またそうして集めた情報から真の問題を設定し解決策を提案するまでの取り組み方が紹介されています。
覚えておきたいと思ったフレーズ
「エレベータで移動しているような短い時間(30秒)程度で、相手に「問いの核心」をワンセンテンスで伝えるのです」
「ミーティングをデザインする」
良い刺激を受けることができました。